2013.12.18~2014.5.18 同地にてスターバックスコーヒー横手山山頂店を1シーズン限定オープン。
5ヶ月間という短い期間ではありましたが、学んだのは、長野県中のスターバックスから交替で同店舗の運営応援に駆けつけてくれたパートナー(スタッフ)たちが発するヒューマンスケールなホスピタリティ。
横手山、そして志賀高原の今後の発展に向けて大きな気付きを残してくれたスターバックスにただただ感謝。
さて、スターバックス後の横手山展望台2Fスペースをどうするか?インスピレーションを得たのは、スターバックス発祥の地、米国シアトル。現存するマーケットでは、全米で最も歴史の長い、パイク・プレイス・マーケットから1ブロック北に上がった1st Avenue沿いに店を構える「The Crumpet Shop」。ボーイング、マイクロソフト、スターバックス、アマゾンに代表される、世界で名を知られる大企業誕生の地として有名な同市にて1976年以来家族経営のスタイルを貫いているその姿勢は正に“Rock”以外の何ものでもない。「横手山山頂では、この“Rock”な精神が必要」と実感。
強烈な印象を受けたのは、表面はクリスピー、中はフワフワ&もっちりとした、新しい食感。これは絶対に日本人好み!
甘いもの、塩系のものをトッピングして、おやつとしても軽食としても美味しく楽しめる点も良い!
そして何よりも良いのは、世の中の「こだわりグルメブーム」からは遠いところにあること。
難しい顔をして評論する必要なんてない。ひと口頬張れば「あ~美味しい!」 思わず笑みがこぼれる。それが「スマイルフード」。横手山山頂にピッタリ。
そんなこんなで、2014.10月に入って「志賀高原クランペットカフェ構想」がソロリとスタートしました。
東京・東麻布でイギリス菓子教室 MORNINGTON CRESCENTを主宰する英国人ステイシー・ウォード氏のもとでクランペットのレシピを学んだり、必要な調理器具の中古、サーブウェアを探すのに合羽橋を徘徊したり、薪ストーブを新たに導入したり、夜な夜なヤフオクでの家具の落札に一喜一憂したり、慌しい日々が過ぎて行きました。
そして、2014.12.29 先ずは横手山山頂を訪れる皆さまに休憩出来る場所を提供したいという趣旨にて、飲み物のみの提供という形で静かに営業を開始しました。コーヒー、紅茶のみ。
主力商品の”クランペット“なしのクランペットカフェ・・・・・Rock!
その後、標高2307mの気圧、時には氷点下20度近くにもなる気温という横手山山頂の厳しい気象条件のもとで看板商品であるクランペットを完成させるべく試行錯誤を繰り返し、ようやく2月初旬頃から少しずつ同商品を提供させて頂けるステージに入り、この度フルメニューを揃えてのグランドオープンに至りました。